へ音記号って何?
音部記号の1つで、ピアノの真ん中の「ド」の上の「ファ」の音を示す記号
へ音記号の「へ音」=F=ファです。
ト音記号の「ト」=G=ソの説明を前回の記事に書きました。
復習したい方はこちらもお読みください。
ヘ音記号はピアノを弾く楽譜では左手部分を表すことが多いのですが、ト音記号を高音部記号というのに対して、ヘ音記号は低音部記号と呼ばれ、低い記号を表すときに使われます。
「ファ」=「へ」=「F」が同じ音
へ音記号の形は「F」を図案化し、変化した形だそうです。
ポイントは、5線上から2番目の線「ファ」の音から書き始めることです。
上から2番に丸を書き塗りつぶし、1番上の線からはみ出ないようにクルッとハートの半分の用な感じで弧を描きます。そして、上から1、2の線の間に点を書きます。点というより、小さい丸を書いて塗りつぶします。
この練習プリントはト音記号と同様にダウンロードしていただけるように作りました。
小学生から大人の方向けになると思います。もう少し小さいお子様には大きいト音記号で新ためて作成予定です。下記のボタンONで、ダウンロード後にプリント(印刷)してお使いください。
へ音記号を書いてみましょう
PDFをダウンロードし、プリントとしてご使用ください。
今回はPDFをiPadに入れて、新調したiPadペン的なペン(純正ではありません)を使って書いてみました。
ポイント
- 上から2本目の線「ファ」から書く
- 1、2の線の間に点、点を書くのを忘れない
- これが「F」を変化させたものかと思いながら書く
ドレミファソもおぼえましょう!
音を読むポイント
- 「ド」の箇所はわかるのでおぼえる
- 次は「ファ」をおぼえる。(へ音記号のスタートの場所とリンクする目的)
- 「ド」と「ファ」をおぼえるとどうにかなる!
- 「ドレミ」「レミファ」「ミファソ」「ミレド」等、並びをおぼえる
他に音記号ってあるの?
ピアノの楽譜ではト音記号、ヘ音記号を使いますが、真ん中の「ド」=C=ハ、ハ音記号があります。グレゴリア聖歌の時代から使われていた音部記号で、Cが図案化されたものです。CとCの間にある線の上が「ド音」になります。
古い時代の音楽作品は声楽がほとんどで、ハ音記号を主に使われていたそうです。声楽に使われていたということで、ソプラノ、アルト、テノール、バリトン記号もありましたが、現在はハ音記号のアルト記号が残り、現在はビオラ(バイオリンの少し大きい楽器)に使用されています。
今回、ハ音記号を書く練習プリントはないですが、お時間あるとき、書いてみるのもいいですね。線の真ん中がC=ド音になります。
まずは、ト音記号とヘ音記号の練習からスタートしてみてください。
OTO