ピアノを早く上達する方法はありますか?
大人になってピアノをはじめ、少し両手で弾く体験をしたとき、「なかなか思うように 弾けない」「こんなに指が動かないと思わなかった」「子供は上達が早いけどシニアだからね」予想以上に難しい等の感想をお持ちになった方もいらっしゃるかもしれません。両手で違うことをすること、違う音を弾くことはもともと難しい行為です。「ピアノはボケ防止に良い!脳トレに良い!」と言われるのも納得です。それでも、ピアノは上達していきたいし、早く上達する方法を探していきたいものです。
ピアノ上達の近道はあるか?
残念ながら、魔法の近道はないです。ピアノは鍵盤を弾けば音が鳴ります。88鍵盤を手で弾くだけ。それが両手で弾くとなると、なかなか上手くはいきません。その方法としては「気長に練習をする!」これしかないです。効率よく、正しい方法で地道に進むことが上達の近道です。
その方法は?
まずは片手の練習
- 左手を弾く
- 右手を弾く
- 片手練習で間違えなく弾けるようになる
- 両手で弾く
歌う
- 右手のメロディーを歌えるようにする。
- 左手も歌えるくらいに音を読む。
指番号を必ず守る
- 楽譜に描いてある数字「指番号」の通りに弾く。
- これでは弾けない!と思う「指番号」がある場合は変更も可。※ただし、何回弾いても同じ番号で弾けること。
1曲をいくつかにわけて練習する
- 短い曲でも半分にわける
- 4小節毎、8小節毎、16小節毎などわけて練習をする。
- 最初からのスタートではなく、途中からも弾けるように練習する。
人と比較しないこと
- まわりの人と自分の演奏を比べない
- CDのお手本と比べない
- 子供と比べない
録音する
- 自分の演奏を録音して聞いてみる
- 演奏姿の動画を撮ってみる
習う
独習している方は、お近くのピアノ教室の先生に1度アドバイスを受けてみることをおすすめします。きっと効率の良い方に導いてくださるはずです。定期的にレッスンに通うことが一番のおすすめですが、月に1回、半年に1回でもよいでしょう。プロのアドバイスは上達の秘訣になること間違いなしです。
ピアノはコツコツ練習するのが一番の近道、これしかないです。大人になって始めたし、長らくブランクあったし、指が動かない等の悩みもありますが、大人になって弾く演奏は、一音一音に気持ちが込められ、素敵な演奏になります。思うように練習ができないときも焦らず、心に余裕を持ち、長く続けてください。きっと、ある時、思うように演奏できた達成感を味わい、心豊かな人生につながるはずです。