指番号という言葉を聞いたことがありますか?
文字通り、指の番号です。ピアノは右手5本、左手5本の指で弾きます。親指「1」人差し指「2」中指「3」薬指「4」小指「5」と番号を決めています。指番号のルールーです。ここでは指番号を意識する意味と、指番号をおぼえる方法について解説します。
この記事の目次
- 楽譜にある数字を確認しましょう。
- 指番号を確実におぼえましょう。
- ピアノを弾くように指を動かしましょう。
- 指番号のまとめ
楽譜にある数字を確認しましょう。
下の楽譜をご覧下さい。音符の上に数字が書いてあります。これが指番号です。「この番号(この指)で弾いて下さい」という指示です。
指番号はクラシック系の楽譜、ピアノ初心者の楽譜には書かれてあります。楽譜によって書いていないものもあります。メロディーだけの楽譜、ポピュラー、ジャズの楽譜、クラシック上級者用の楽譜、原典版などです。
指番号を確実におぼえましょう。
指番号の図です。親指から順に1→2→3→4→5となっています。
てのひらを下にして、指を確認してみましょう。両手を机の上に置き、「1、2、3、4、5」と言いながら指を動かします。
右手と左手「1と5」の指、そして、右手と左手「2と4」の指を間違えないように、ここで指番号を確実におぼえておきましょう。
ピアノを弾くように指を動かしましょう。
指番号の確認するためにもどんどん指を動かしましょう。ここでの目的は「指番号をおぼえること」です。まずは確実に、なれてきたらだんだん速く動かしましょう。
指のエクササイズ「指move」です。まず、片手づつからスタートです。数字を見ながら指を動かしてみてください。ゆっくり確認しながら行ってください。
まずは左手を準備してスタート!
エクササイズ1と2は左手
エクササイズ3と4は右手
エクササイズ5と6は両手です。
エクササイズ1左手だけでスタート!
2-4-5-3-1-2-3-4-5-2
3-4-1-2-4-3-5-1-1-2
5-1-2-4-5-4-1-5-2-3
1-5-2-4-5-1-3-4-5-1
エクササイズ 2 左手だけでスタート!
4-5-2-3-5-3-4-2-3-1
2-4-2-4-5-1-5-1-4-3
5-2-3-2-1-2-3-2-5-1
1-2-3-4-1-2-5-2-3-4
エクササイズ 3右手だけでスタート!
1-3-1-3-2-4-5-1-3-1
4-2-4-2-5-4-5-4-2-1
3-4-3-5-2-4-3-5-1-4
3-4-5-3-4-5-1-2-3-4
エクササイズ 4 右手だけでスタート!
4-5-2-4-5-3-4-3-5-1
4-2-5-4-2-5-4-2-5-4
1-2-4-5-5-4-5-4-5-3
1-2-1-2-3-2-3-2-5-1
エクササイズ 5 両手でスタート!
5-3-4-3-4-5-4-5-4-5
2-3-1-1-2-4-3-5-1-1
5-2-4-5-4-5-4-3-1-4
4-5-4-3-4-3-2-3-2-1
エクササイズ 6 両手でスタート!
2-1-3-4-3-4-5-2-1-2
5-4-3-2-5-4-3-2-1-3
2-3-4-2-4-1-5-4-3-1
3-2-3-4-2-3-1-4-3-5
指moveいかがでしたか?
この練習でピアノが劇的に上手になる?のかはわかりませんが、指番号をおぼえるために効果的です。思い出したときに、数字を書いて指を動かしてみてください。両手で動かすのはなかなか難しいですよね。脳トレにも良さそうです。
まずはゆっくり確実に指を動かす。その次はリズミカルに一定のテンポで行うことが効果的です。肩の力はリラックス、指にも力を入れすぎずリラックス。ピアノを弾くときには脱力することも大切になってきます。
指番号のまとめ
ピアノに必要な数字、指番号をおぼえられましたか?頭でイメージするより、実際に指を動かす方がよいでしょう。ここで指番号を理解されたと思いますが、楽譜にかかれた指番号は実は完璧なものではありません。
えっ?
そうなの?
なんで?