楽典という言葉を聞いたことがありますか?
音符、リズム、音程、調号など、音楽の基礎的な理論の事です。楽譜の読み方や書き方を学ぶ事が出来ます。ピアノの楽譜を見ていて、なんとなく見ている線や記号にも名前があって、役割があることを知ると、楽譜を読む楽しみにもなり、理解する事でより深い演奏に繋がるはずです。「楽譜が読める」ことは、「作曲家の言いたいことがわかる」という意味です。ミュージックレシピ のブログではわかりやすく楽典についてお届けしていきます。今回は、どんなことがあるのか?をカテゴリーを確認して下さい。
音楽の知識って何?
音符が読めて、音程がわかることがスタートですが、音楽の知識=楽典ってどんなことがあるのか、大きな項目を確認しましょう。
◎音の高さについて
- 5線・加線・縦の線
- 音部記号(ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号)
- 音名
- 派生音名(#・♭)
◎音の長さ(リズム)
- 音符・休符
- 付点の音符・休符
- 連符
- 拍・拍子
◎音の並び
- 音階(スケール)
- 調号の付け方
- 調の名前
◎和音のこと
◎速度・発想の記号
大きく分けて、このようなカテゴリーになります。この知識があれば楽譜を見て、作曲家の言いたいことが読み取れるようになります。
理論がわかってからピアノを弾こう!という方はいないと思いますが、音楽の中には意味があるんだなぁと思う意識は大切です。
まずは、楽譜が読めること、音の高さと長さが(リズム)をある程度マスターすることからスタートです。音符の下に「ドレミ…」と書いているなら、書かなくても読めるようにすることから始めます。楽譜と仲良なっていくと、音楽の知識は身についていきます。
ただし、音楽を聞くことも忘れずに。今練習している曲のCD、YouTubeでもOK、ぜひたくさんの音楽を聞くことを忘れずに、並行して音楽の知識を身につけていきましょう。
おすすめ楽典の本
楽典全体を知りたい方には「楽典」理論と実習(音楽之友社)をおすすめします。
楽典の辞書みたいなものですが、全体を知ることが出来ます。かなり古い本なので、表現が難しいですが、音大受験をする高校生もこれで学ぶ事もある本です。
難しい問題を解く必要はないですが、楽典では一番有名な本なので、目を通して全体を知ったり、1つ1つ問題を解きながら理解をしていくと必ず音楽の力になります。
図書館にもある本なので、一度全体に目を通して、楽典一覧の確認をおすすめします。
この楽典と、もう一冊、音楽通論 山縣茂太郎著(音楽之友社)もあります。こちらも辞書みたいな本です。
OTO
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