バイエル後半をYouTubeを見て弾いてみる。
YouTubeを見てバイエル後半-Step2の20曲をマスターする。簡単な演奏アドバイスも書きました。
バイエルについて
ドイツの作曲家でピアニストだったフェルディナンド・バイエル
(Ferdinaod Beyer )1803-1863/1803年:ハレ近郊のクヴェアフルト生まれ
バイエル教本は106曲。1番から106番までが1冊の本になっています。赤いバイエルは前半、黄色のバイエルは後半と2冊にわかれています。バイエルは◯◯番とだけで、曲名が付いていません。正式な教本の名前は「VORSCHULE IM KLAVIERSPIEL Op.101」日本語で「バイエルピアノ教則本」です。赤いバイエル、黄色のバイエルは子供用に大きな楽譜で書かれています。音符の大きさが違うだけで「バイエルピアノ教則本」と同じ内容です。保育士や幼児教育を目指す方の課題曲にもバイエルは使われています。普通サイズの楽譜に慣れるためにも、大人が使うときは「バイエルピアノ教則本」をおすすめします。
バイエル後半 Step2
OTO
バイエルの51、52、54、55、56、57、59、60、61、62番です。
バイエル半分まできました。後半もがんばってください!
バイエル51番:
左手の伴奏パターンが大きくわけて2パターンあります。まずは左手から練習するのがおすすめです。
バイエル52番:
8分の6拍子の曲です。1小節のなかに8分音符が8個分あるという意味です。横に揺れながら弾けるようになると8分の6拍子の雰囲気が出ます。左手は1つのパターンで弾きやすい。音の間違いがなくなったら、少し速めに弾いていくのもよいです。
バイエル54番:
4分の2拍子の曲です。左手の頭に8分休符があります。「ウタタタ」のリズム。ウの部分がお休み(休符)です。
バイエル55番:
右手の付点4分音符+8分音符の形とリズムを覚えましょう。「タァータタァータ」のリズムです。左手と合わせるときにどこに右手が入るのか確認して弾くようにするのがポイントです。左手は途中からヘ音記号で書かれています。音を間違えないように気をつけて。
バイエル56番:
4分の3拍子の曲です。右手の5の指を固定して弾けるようにすると弾きやすいです。左手は1の指を固定です。左手の最初の音(下のソ)です。音にも気をつけて。
バイエル57番:
左手はト音記号の下のソからスタートします。途中からヘ音記号のソになります。同じ音だから安心してください。
バイエル59番:
8分の3拍子の曲です。左手は途中からヘ音記号で書かれています。音に気をつけて。5小節目から8小節目にクレッシェンド(だんだん大きく)とデクレシェンド(だんだん小さく)の音の大きさを変化させるための記号があります。音の大きさにも気をつけて。
バイエル60番:
右手と左手の追いかけっこのような曲。この曲を聞くと少し悲しげ。短調の曲です。イ短調です。片手づつ練習するのがよいです。
バイエル61番:
右手と左手の音域が少し開いている曲。右手の音の高さを間違えないように。
バイエル62番:
右手も左手も音域が変わっていく曲です。いままでのバイエルの中は少し長めの曲で弾きごたえがあります。左手は途中でト音記号になったり、ヘ音記号になっています。音に気をつけて。
OTO
バイエル後半の10曲です!
65、66、67、72、73、74、84、88、91、100番です。
バイエル65番:
右手の4つ目の音、1の指で弾きます。指くぐり。指番号をよくみて弾いていくのがポイントです。左手も指くぐり、指こえの箇所があります。ゆっくり片手練習からスタート。じっくり時間をかけて練習する価値のある曲。
バイエル66番:
左手から練習して、右手のメロディをその伴奏にのせて弾く感じで練習。右手のメロディを歌うように弾くのがポイント。
バイエル67番:
右手が2音で弾く箇所が多くあります。2音の間が6度。同じ間隔で動いていくので、その間隔を指で覚えていくことがポイント。この曲は左手のメロディがしっかり聞こえてくるように弾きましょう。
バイエル72番:
左手が2音のところが弾きづらい。力を入れすぎないように脱力して弾くことがポイント。左手をたくさん練習するのがよいです。
バイエル73番:
右手がポイントの曲。7、8小節目の臨時記号(#、♭)に気をつけて半音の間隔を身につける。じっくり取り組んで仕上げてください。後々にこのピアノ奏法が役に立つ。
バイエル74番:
3連符が並ぶ曲。まずは左手から練習するのがよいです。
バイエル84番:
3度の間隔を覚える曲。リラックスして弾きましょう。手首も使って弾いていくのがポイント。
バイエル88番:
右手は付点8分音符+16分音符のパターンが出てきました。16分音符も1音1音ゆっくり音を確かめて弾いていきましょう。指番号も確かめながら。
バイエル91番:
少し悲しげ、暗い感じの曲。イ短調の曲です。片手練習からはじめましょう。
バイエル100番:
装飾音符が出てきました。装飾音符を意識しすぎないことがポイント。装飾音符はあくまでも装飾な訳で、装飾される音をしっかりと弾きましょう。右手の始めの音、「シ」が「ド」の音を装飾するの意味です。「ド」が弾けていることを確かめながら弾くのがよいです。
OTO
バイエル終了です!一通り弾けるようになったら、
同じ曲を次は少しテンポを速くして弾いてみてください。
次にチェルニーやハノンに進むのも良いですし、
好きな曲をどんどん弾いていくこともおすすめします。
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